今週のアトリエ雑記(窓)
ここのところ、毎週埼玉県秩父郡にあるアトリエ(作業場)に通っているのだが、いつものように守秘義務があるため、つくっているものは公開できない。
そこで、今回は窓の写真をいくつかご覧いただこうか、と思う。まずは、南側の窓。
大きな桐の木が生え始めたのは、ボクがここを借りた頃だった。もとは農協のお茶工場だったのだ。
今では、この桐があるために、夏は日差しが遮られて内部が暑くならない。また、窓を開けても大きな桐の葉に遮られて外から内部はよく見えないので、秘密が守られやすい。
「オレの桐の木」と呼んで大事にしている。
次は北側の窓。栗の木が見えている。ちょうど花が咲いているので、けっこう匂う。秋にはたくさんイガが落ちる。ボクの借りている土地の木ではないので、拾って食べることはない。田舎では、こういう事は気を付けないといけない。
実を言うと、北側真正面には、数年前まで素敵な古民家が見えていて、窓を開けるのが楽しみだったのだが、実に残念な建て替えがおこなわれ、風景が台無しになってしまった。
そのためちょっと西側に向けて視線を曲げざるを得ないのだ。
この建物の西側には川が流れていて、気分がいい。ただ、川の縁に位置し、谷の真ん中にあるということは、湿気の通り道ではある。
カビに要注意だ。
3番目は、西側の窓。
びっしりツタが覆っている。
西側、つまり川が流れている側には、今はねむの木が数本生えて川を覆うようになっている。雑草を刈りながらねむの木の若木を残したのでそういうことになっているのだが、外の写真はまた別の機会にしよう。
もう少し夏になるとたくさんピンクの花が咲くはずだ。
先日、外で気分転換していたら、出会った
古老が教えてくれた。この辺では、ねむの木を「ネムタ」というそうだ。
最後の写真は、先日迷い込んで来た野鳥。
窓をいくつか開け放しているので、時折野鳥が入り込むのだが、こいつにはホントーにまいった。。
開けた窓のある位置がいずれの窓も低いので、なかなか外に出る事が出来ず、開けづらい高い位置の窓のスリガラスに何回も激突してしまうのだ。
写真を撮って調べたら、どうやら「コゲラ」というキツツキの子供のようだ。
竹の棒で高い位置の窓をいくつか開けてやり、追い出そうとしたが、どうも体力を消耗してしまったらしく、じっと動かなくなってしまった。
あまりかまっていては仕事にならないので、あとは放っておいた。
今回の記事はとりとめなく、あまり意味のない文章になってしまった。
あ、そうですね。東側の窓について書いていませんね。うーむ。東側の窓は割られてしまって板が張ってあるのとか、個室にしてしまったりとか、で、いい写真にならないのでした。ツタもびっしりです。